挨拶


 障害児・者の健やかな発達の支援を目的としております。 特にことば(発語)に関しては親御さんにとって一番切実な悩み事です。

 

 障害児のことば(発語)の療育は可能な限り早期に始める事が効果的であるとされています。障害児の教育現場では、子どものことば(発語)などの障害のために指導が思うように進まず、結果として発展性の乏しい授業などが多いのが現状だと伺っています。障害児の療育・教育を実践・指導されている先生方が【ことばの教育の大切さ】を理解し、指導方法を勉強され、それを教育現場に導入していかれることが一番必要であり、親御さんなども子どもさんがより多くのことばを体得し、学習能力を高め、社会自立につなげて欲しいと願ってみえます。

 

 日本語のことばの発達では、1語文は1歳前後、2語文発語の出現は1歳半ごろで、これから2歳前後にかけて2語文の急速な増加が認められる。そして、言語の基本的部分の獲得は3歳ごろまで続く。障害児の多くはこれよりかなり遅れて発達し、多くは停滞すら認められるので早期からのことばの発達の支援が効果的であり必要である。 

 

 発語を促し学習能力を育てることばの音楽療法は、私の音楽の基礎指導の研究を基に、障害児学級での実践研究を通して開発され、日本音楽療法学会などでも重ねて発表し、学会誌などにも多く掲載され、NHK 社会福祉賞や読売教育賞なども受けている。

 このメソッドを研修・体得し療育の現場で活躍している方もあり、研修中の方や受講希望の方も増えて来ている。また定期的な研究会や依頼による講習会や講演会も行っている。また多くの効果的な教材・教具も開発し広く提供している。 

この活動を広め、多くの障害児・者のことばの障害の軽減を図りたいと考えている。

 

堀田 喜久男(ほった きくお) 

一般社団法人発達支援協会 理事長 日本ことば療法 委員長

堀田喜久男(1932年~2021年9月30日没 89歳)永久会長 



堀田 喜久男(ほった きくお)

▼受賞等 

1988年 第14回特殊教育教材教具優秀作品 

財団法人 心身障害児教育財団 銀賞 

1989年 第23回NHK厚生文化事業団心身障害福祉賞 優秀 

1989年 指導体験記録 名古屋市教育委員会指導室 特選 

1990年 教育論文 愛知県教育振興会 優秀賞 

1992年 第17回特殊教育教材教具優秀作品 

財団法人 心身障害児教育財団 金賞 

平成4年度科学研究費補助金(奨励研究(B))交付 文部省 

1993年 第42回読売教育賞読売新聞社<障害児教育>最優秀賞